菓子業界の起爆剤 「イースター」の可能性
イースターといえば、キリスト教の祭典「復活祭」を指す。この復活祭、イエス・キリストが十字架にかけられ亡くなってから三日目に復活したことを記念し行われるようになった。もっとも、「イースター」とは英語表記であって、ロシア正教会などでは「パスハ」と呼ばれ、親しまれている。
このイースターの際には、魚肉やハムの料理に加え、ケーキやチョコレートを食べる習慣があることで知られている。その他にも、「イースターエッグ」のように、卵に装飾を施して室内等に飾る風習もある。
現在では本物の卵を使わずに、卵型をかたどったチョコレートをハンドメイドで作るのが、欧米の家庭では一般的だ。こういったキリスト教圏の「祭り」を、クリスマスのイベントのように、日本で根付かせることはできるのだろうか?
実際にインターネット通販などにおいては、チョコレート製のイースターエッグを家庭で作れるような型や装飾品が販売されている。また、4月4日のイースター当日に合わせ、東京ディズニーランドではパレードやイースターと関係の深いウサギのキャラクターグッズ販売などが行われるとのこと。クリスマス、ハロウィンに続く「第3の商機」となれるのか、注目されるところである。