森永製菓株式会社は、2013年1月7日、従来から支援を行ってきたアフリカ・ガーナの特定地区で採れたカカオを使用した2種のチョコレート『70グラム森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>』、『ダース<ミルク>』を発売することを公表した。
同社では、2008年から、創業110周年を記念したCSR活動として、“売上連動型コーズプロモーション「1チョコfor1スマイルキャンペーン」”を開始し、国際協力NGOの活動支援を通じて、対象商品1つにつき1円を、カカオ生産国の子どもたちの教育支援やカカオ農家の自立支援活動に充てる活動を行ってきた。2012年2月14日時点で、その額は、1億1,000万円を超えるという。
その結果、2013年のバレンタインシーズンを前に、支援地区で収穫されたカカオを使用した2種類の商品を発売できる運びとなったとのこと。
「支援」と「生産」の循環を実現
ちなみに、「コーズプロモーション」とは、社会的大義を訴求して参加を促す販促手法のこと。今回発売される二つの商品が消費者に購入されることが、カカオ農家への「支援」につながり、また、その「支援」がさらなるカカオ栽培を促し、継続性のある商品を生産するといったサイクルとして、回り始めると期待されている。
なお、今回の商品の発売期間は、『70グラム森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>』が、2013年1月15日から2月下旬で、『ダース<ミルク>』が、2012年12月25日から2月下旬となっている。参考小売価格は、『70グラム森永チョコレート<1チョコfor1スマイル>』が315円、『ダース<ミルク>』が105円。
今回の活動は、同社創業者である森永太一郎氏の「世界の子どもたちをお菓子で笑顔にしたい」という想いの具現化したもの。企業も「社会の公器」であることを再認識させてくれるような取り組みといえよう。
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