
バレンタインデーが近づいてきた。チョコレート商戦がたけなわだが、実は、チョコレートの原料のカカオを作っているのは、奴隷状態の子供たちだという現実がある。
奴隷状態の子供たち
たとえば、コートジボワールでは、チョコレートの原料であるカカオを世界の43%生産している。いまだにカカオプランテーションでは、9歳から12歳ぐらいのいたいけな子供たちが、朝から晩までカカオを収穫し、実を切り開いて取り出すという作業を繰り返している。彼らは、貧しさのあまり、家族から売られたり、さらわれたりだまされたりして連れてこられた子供たちばかりだ。
なぜ、このような事になるかというと、カカオの買い取り価格が低いため、農場主も非常に貧しく、子供の奴隷を使わざるを得ないからだ。また、どうして買い取り価格が低くなってしまうかというと、国際的なカカオ相場が暴落しているからだ。対外債務を多く抱えた最貧国は、安くても自国の産品を輸出することが求められている。
「フェアトレード」のチョコレート
その点、「フェアトレード」のカカオは、伝統的な農法で育てられ、オーガニックあるいは、それに準じるものとして高く売る事ができる。「フェアトレード」の農場では、奴隷を使う事もなく、農民たちには正当な買い取り価格が支払われている。というわけで、できればフェアトレードのチョコレートを買いたいものだ。
ミニストップ株式会社では、2012年バレンタイン向けに「フェアトレードチョコレート」を使った限定商品を1月26日に発売した。フランスのオーガニックチョコレートメーカー、カオカ社のフェアトレードチョコレートを使用。生産者も喜び、贈る人も贈られる人も安心して笑顔を浮かべられる、そんなチョコレートだ。価格は3個入り525円(税込)、5個入り840円(税込)、7個入り1,050円(税込)。世界を意識している人はぜひこちらを。
コートジボワールミニストップ株式会社