2010年も「菓子」恵方巻!!
西日本を中心に節分の際、太巻きをその年の恵方(よい方角)に向かって無言で食べると、家内安全・厄除け払いができる、というのがそもそもの「恵方巻」の始まり。これが、90年代末頃から、大手コンビニエンスストア等を中心に大々的に取り上げられ、いまや節分に恵方巻きを食べるという習慣は全国津々浦々、どの家庭でも見られるようになった。
それに伴い、数年前からは恵方巻「菓子バージョン」がさまざまな形として販売されるようになった。「節分は豆類」という菓子業界の通例は破られ、節分を大きな拡販チャンスとして、ここ数年来、業界各社は力を注いでいる現状である。
節分を商機と捉え、早い時期から取り組み始めたのが江崎グリコ。「かぶりつきコロン (クリーム)」「かぶりつきプリッツ (のり一味) 」を販売中である。全長265mmというロングサイズなコロンやプリッツを食べる機会は、この時期以外にそう購入できるものではないだろう。今や節分期の定番アイテムである。
また、インターネット通販界においても、ケーキを中心に恵方巻に関するケーキが続々、予約・販売されている。東京・世田谷「七つの水仙」の「恵方まきまきロール」は抹茶&あずきとイチゴの2種類が楽しめる。長さ14cm・幅7cmの大きさは、本物の恵方巻代わりに食べることも可能だろう。